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今年2月から、コンポストはじめました。


目的は2つ。ひとつは、庭で育てる植物のために、安心できる堆肥ができること。

そしてもうひとつは、台所で出る毎日の生ごみが減らせること。

そう思ってはじめてみましたが、実際にやってみると他にも良いなあと感じることがあってので、ここで記してみることにします。



実はもっと以前からコンポストには興味があったのですが、面倒くさがりなわたしにコンポストなんて続くのか??と引っかかって、なかなか行動できずにいました。

そんなときに行きついたのが、初心者にもできる手軽な方法「ダンボールコンポスト」。

室内においても臭わないらしく、庭置きよりはるかに楽そう・・・!そしてもし続かなくても処分しやすい材料なのも気軽に始められるポイントでした。


ダンボールコンポストはごみの削減対策として、いろんな自治体がホームページなどで作り方を掲載しています。YouTubeにもたくさん自治体や個人の方のチャンネルで紹介されているので、わたしは3つ4つ動画を観て、いいとこどりで作ってみることにしました。


【ダンボールコンポストの作り方】


わたしが用意したもの


・丈夫なダンボール 1個

(スーパーや産直でもらってきた果実用の二重になった厚手の物)

・紙の大袋 1枚 (たまたま家にあったので使用。新聞紙でOK)

・ピートモス 18L1袋 (ホームセンターで600円程度)

・くん炭 18L1袋 (これもホームセンターで600円程度)

・ガムテープ (重ねて貼れる布製が〇)

・スコップ (箱を傷つけないようにプラ製がベターらしいけど金属でもOK)

・古Tシャツ (箱にかぶせるため大きめのもの)

・苗用のかご (ダンボールの下が蒸れないように敷く。角材2本やスノコでもOK)

・温度計 (あれば楽しい)



準備するのはこれくらいです。新たに買いに行ったのはピートモスとくん炭のみ。見たことないなあと思いながらホームセンターで探すと、園芸用土のあたりにどちらもありました。費用はふたつで1,200円ほどでした。



まずはダンボールのすき間をすべてガムテープで塞ぎます。

虫が寄ってきて卵を産み付けるのを防ぐためなので、ダンボールの断面が見えないように口の部分や持ち手の穴も忘れずしっかり貼ります。



ちょっとダンボールの背が低かったので、ふた部分を立ち上げて高さをつけました。焼酎などの酒瓶が6本入っている背の高い箱がちょうど良さそうな気がします。


そこに、紙袋を高さを合わせて入れます。底面に新聞紙を厚めに敷くだけでもOKです。

ビニール袋は空気を通さないのでNG。ダンボールや紙は空気をほどよく通して堆肥の発酵を助けるので、あくまで中の微生物が息が出来るようにします。



そこにいよいよ、ピートモスとくん炭を入れます。わたしはキッチリはからずに1:1くらいにしました。箱の大きさに合わせてかきまぜやすいくらいの全体量にします。

生ごみを投入し始めても体積がそんなに増えないので、7~8分目くらいで大丈夫です。


しっかりかきまぜたら、水を加えます。1~2Lくらいたっぷり入れました。水を入れるときは側面の紙(箱)に当たらないように気を付けます。

ついでに昨日出た糠も混ぜてみました。野菜くずなどの固形物は発酵がはじまる1週間後くらいから投入していきます。



水分量のめやすは手で握ってみてひとかたまりになるくらい。

発酵には「空気」と「水」が必要です。カサカサだと発酵が進まないし、混ぜて空気を入れないと生ごみは分解していきません。

水がほどよく含まれている状態を覚えて、毎日まぜるうちに用土が乾いてきたらその都度足していきます。



苗用のかごをひっくり返してその上にダンボールコンポストをのせます。床に直接置くと水分が底から蒸発できずに蒸れてダンボールが傷んでしまうので、すこし浮かせるのがポイント。角材を2辺に置いてかさ上げしたり、スノコなどに置いてもOKです。


そして口の部分にTシャツをかぶせます。腕や頭のあなは塞いで結んで、虫がわくのを防ぎます。(この状態で2か月経ちましたが虫はやってきていません)


これでコンポストの完成です!!!

すんごく簡単でした。

余ったピートモスやくん炭は、水を入れすぎた際に用土に足したり、2回目のコンポスト作りに使います。



ここから1週間ほど、毎日底からしっかり混ぜて、水分が足りなければ足します。すぐに生ごみを入れても問題ないようですが、暖かい日が続く季節はしっかり発酵が進んでから入れた方がいい気がします。



さあついに生ごみを投入!

この日は、コーヒー殻、ネギの硬いところ、卵の殻、キノコの石づきなど。おおきいものや繊維質なものはこまかく刻んで入れます。

魚の骨や果物の種、玉ねぎの外皮などは分解しにくいようなので入れていません。



こんな感じで毎日出た生ごみをコンポストに埋め、1日1回かきまぜるだけです。

毎日続けても2~3か月は使用でき、堆肥として使用する前には1か月ほど生ごみの投入はやめて、しっかり分解・熟成させます。




発酵・分解が進むとコンポストの温度は冬場でも40度を超えることも!ほんのりあたたかいコンポストをかきまぜると、昨日入れた生ごみがすでに分解され始めていて感動します。微生物がんばれー!という気持ちに。育てているような感覚になってきて、毎日コンポストをのぞくのがたのしいです。


実は高カロリーなものが好きな微生物たち。揚げ油の廃油もコンポストに入れられるんです

。油の処理って面倒ですが、分解がぐんと進むと思うとうれしくなります。


子どもが残したおかずも、ごみ箱に捨てるのはため息が出ますが、コンポストがあるだけで堆肥になるならいいか!とちょっと寛大になれたりもします・・・笑




そろそろ春の種まきや庭のお世話をしたいので、2月に作ったこのコンポストの中身を熟成させようと思っています。そうすると生ごみの処理ができなくなります。

面倒くさがりでもなんとかなったダンボールコンポスト、2回目続けようかなあと思案中です。


ゴールデンウイークが始まりました。でも緊急事態宣言が出された地域もあり、あまりアクティブに動けないお休み。この機会に、いっしょにコンポスト生活始めませんか?



キムラミキ

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